高齢者の『からだ・あたま・こころ』
~その健康の維持と予防~ 

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形式: DVD
時間:74分
定価:19,800円(消費税込み)
2013年3月製作
【総監修】日本老年行動科学会

 

高齢者のからだ、あたま、こころは一体どうなっているのでしょうか。単に「老化」ということばで、衰える体や頭、萎える気持ち、すべての自由が利かなくなる、ということを意味しているのでしょうか。今、様々な研究によって新しい知見により「老いてゆくこと」が単なる下降線を辿ることではないと分かってきました。健康な若者とて、自らメンテナンスをしなければ衰えていきますし、逆に鍛えればそれ相当の結果が出ます。高齢者とて同じこと。若いころと少し違うテクニックを加えることで、なかなか「老いていかない」状態にできるのです。DVDではそれを基本に、「からだ」「あたま」「こころ」の3つの方向から「老化」とはなんであり、今までとは違う視点からの新たな方法論や技術を見ていきます。

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1.高齢者の健康の維持、目指すのはその先ー
監修:大川一郎 筑波大学大学院人間総合科学研究科教授・日本老年行動科学会会長

2.まずは「からだ」から。ー身近な運動・体操を通しての介護予防の方法とは?ー (14分) 
監修・出演: 山崎律子   ㈱ 余暇問題研究所代表取締役

介護を受けたくなければ予防しよう、と言われ、高齢者と言えば必ずついてくる4文字「介護予防」。でもこれは、何も高齢者に限ったことではない。自分のからだを自分でコントロールできることは若かろうが年齢がいっていようが基本は同じ。それが予防。そのためには単純な動きよりも楽しく効果的に行った方が良いに決まっている。そうしたテクニックを使っているのが「脳力トレーンニングリーダースキルアップ講座」。高齢者を対象としたその取り組みを覗いてみます。

3.低栄養は問題です。ー高齢者の食生活はどう改善する?ー (13分)
監修・出演:大木和子 昭和女子大学大学院生活機構研究科教授・管理栄養士

食事はからだの基本。この当たり前のことは結構おざなりになりがちです。特に高齢になると、多くを食べられないこともあり、また料理することの面倒臭さもあり、とかくバランスの欠いた食事になりがちで、いつのまにか低栄養になる率が高い。一人住まいは要注意。では、どこに注意すれば栄養価の高いものをバランスよく取れるのか、また、まわりがどう手を差し延べれば、そこから脱することが出来るのか、そういった食生活の知恵と支援のあり方を考えます。

4.認知機能を活性化しましょう。ー音読・計算プロジェクトとは?ー (15分)
監修:土田宣明 立命館大学文学部教授

あたまで考えることは人間にとってとても楽しいこと。その認知機能を大いに使い、活性化すればするほど老化の道は遠のいていきます。「音読・計算プロジェクト」はこうしたコミュニケーションの活性化のためにいくつかの課題を用意し、皆で行います。またここは集まる人々の情報交換の場として、高齢者ばかりではなく住民や地元の学生も参加して、地域に根差した場として提供されています。

5.認知症に効果的なのは……ー予防のための音楽療法ー (13分)
監修・出演:高橋多喜子 淑徳大学教育学部教授・音楽療法士

認知症は老化の中でも筆頭格です。多くの対処法が研究され、新しい発見や知見が発表されて来ていますが、音楽を使った療法はその一つであり格別です。平均年齢75歳という福祉施設での実際の姿を見てみます。何をどうしているのか、なにが効果的なのか、どう変わるか、高齢者のしぐさや表情の変わりようを見ることで、認知症予防にどう役立っているのかが垣間見れます。

6.「老化」と「生きがい探し」って?ー認知行動療法によるワンダフルエイジングー(18分) 
監修・出演:日下菜穂子 同志社女子大学現代社会学部教授・臨床心理士

生きがいを見つけることは老化の道を早足で歩まなくて済むことに繋がります。「65歳からの生きがい探し」と銘打ったプログラムは、ひとつひとつのステップをクリアすることで、自分では気づかなかった思いや考え方を発見できる自分発見の『旅』です。例えば、自分を捉えなおす/目標の実現に向けて計画する/考え方のくせを修正する/目標追求の応援団を得る/計画の実行と見直し、そして再実行する、などなど。こうしたステップに取り組むことで『旅』は続けられます。

 

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