放課後等デイサービス
~障がいのある子どもの生活の質を高める取り組み~

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形式: DVD
時間:27分
定価:19,800円(消費税込み)
2016年12月製作
【監修】 立松英子  東京福祉大学大学院社会福祉学研究科教授  
         村岡玲子  社会福祉法人はーとわーく

【撮影協力】特定非営利活動法人あんだんて    

 

6歳から18歳までの学齢期の障害のある児童を対象とした「放課後等デイサービス」は、放課後や夏休み等の長期休業日に生活能力向上のための訓練および社会との交流促進等を継続的に提供し、障がい児の自立を促進するとともに、放課後等の居場所作りを推進しようという制度です。 対象の児童は必ずしも養育手帳や身体障害者手帳を持っていなければならないわけではなく、設立要件も幅が広いこともあり、現在全国で1万を超える施設が設立されています。 ではこうした施設では、子どもの最善の利益をもたらすためには何をどうやったらいいのか、より創造的で自立した生活を行えるようにするには施設では何をしたらよいのか、DVDではある施設での取り組みを見ながら考えていきます。

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〔内容〕  群馬県前橋市にあるNPO法人。ここでは3つの放課後等デイサービスを運営しており、延べ40名程の子どもが通っています。その中の一つ「キャンバス」は小学校1年生から高校3年生までの知的に障害のある学童に対して、個別の支援計画を基に、長期の到達目標と短期の到達目標を設定して、継続的に支援をしています。ここで働くスタッフは“支援員”と呼ばれます。特に、資格は必要ありませんが、障害特性や発達支援などの専門知識が必要なので、ここでは保育士や介護士などを採用しています。 放課後等デイサービスは基本的に送迎を行いますので、午後2時過ぎには学校へ向かえに行き、担当の先生から児童の様子を聞き、子どもたちを預かります。自閉症のA君とは歩いて施設に向かいます。下校する道中、すでに支援は始まっています。信号で止まって左右の確認を行います。自閉症の子の特徴として、衝動的に走り出したりすることもあるので、こうした地道なことを毎日繰り返し、習慣化させることで、いざという時の危険を避けらるといいます。 また、肢体不自由と知的障害を併せ持つB君の支援計画には“立位で小便をすること”が記載されています。現在おむつで過ごしていますが、自分で尿意を感じ、おむつがなくても暮らせるような目標をたてています。指導員はB君が尿意が感じるまでじっと待ちます。カリキュラムをこなすことを中心に活動する学校や、時間的な余裕の少ない家庭ではできないこうした“待つ支援”が放課後等デイサービスではできるのです。 また、小学生から高校生までが利用するここでは異年齢の子の交流は自然なことであり、この触れ合いが、子どもたちの意外な側面を引き出してくれます。小さい子への気遣いや世話などが日常的に行われています。そんな放課後等デイサービスの日常をスケッチしながらその意味を考えます。

販売価格(税込)
¥19,800
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