それぞれの生活
第3巻 私の統合失調症
形式: DVD 時間:25分 定価:19,800円(消費税込み) 2018年8月製作 |
【監修】橋本 創一 東京学芸大学教育実践研究支援センター教授
【撮影協力】認定特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボ 銀座モダンアート |
教育、福祉、看護、保育等の分野での支援に携わろうとする人はまず対象がどういう人であるかを知ることから始まります。しかし、普通の暮らしの中でそういう人に巡り合う機会は極めて少ないのが現実です。また実習に参加してもその人の状態を総合的に理解することも結構厄介なことです。支援を必要としている人はどのような生活をしているのか、何を考えているのか、何を考えていないのか、家族や周りの人はどう接しているのかそういった本人の基本的な情報を、映像で垣間見れることは意味のあることであると思われます。 まずは当事者を知ろう。相手が見えない、相手が理解できないところから始まる差別や偏見を解消するにはまずはその無知から抜け出すことだと思われます。このDVDでは、その人の日常に密着してその人なりの様子を映し出し、その人なりの状況を理解して支援につなげようとするものです。特に、支援ということを考えると「生きづらさを抱えた人たちの暮らし」「生きにくさの中での暮らし」あるいは「障害がある人の暮らし」に焦点を当てることになり、そのような人たちをシリーズで紹介します。第3巻は統合失調症の女性です。
【内容】 東京で画家として活動しているPINKUMAさん。小学校時代から統合失調症と共に生きてきています。病を病として別個に考えるのではなく、自分の中に内在する存在として、認めつつ、たまに反発しつつ生きています。「統合失調症と私」というタイトルの作品の制作にたづさわりながら、統合失調症との長い関わりを語ります。中学時代のいじめ、高等学校入学時からの「幻聴」。同じ病の人たちとの出会い。「当事者研究」やプログラムの実践、そして、念願の画家として生きている今。そんな43歳の女性の生き様を垣間見ます。
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