相談援助 ~様々なニーズの解決のためのアプローチ~
第5巻 危機介入アプローチ
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形式: DVD 時間:32分(ドラマ部分19分) 定価:33,000円(消費税込み) 2024年6月製作 |
【監修】 川村 隆彦 神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部保健福祉学科准教授 |
危機介入アプローチとは、人々の危機的状況に素早く介入し、崩れた情緒的な均衡(バランス)を回復させ、以前の状態にまで近づけるように、問題解決を手助けする短期的な支援です。
このDVDでは、「危機は人々にどのような影響を及ぼすのか」そして「その危機からどのようにして回復していくのか」を相談援助のプロセスをたどりながら解説していきます。危機介入は、災害や死別などの緊急事態にだけ行うものではありません。人々が人生の途上で直面する生活問題の中には、危機をもたらす状況が多々あり、それぞれの場面で、この危機介入を取り入れることができます。
【事例設定】
洋子さんは、28歳で川上徹さんと出会い、結婚。その後、なかなか子どもに恵まれなかったが、大学病院での不妊治療を経て、36歳で初めて妊娠した。夫妻は感激し、毎日、生まれてくる子どもを夢見ていた。また家族や友人たちからも祝福され、幸せな日々を過ごした。胎児の発育は順調であった。しだいに大きくなっていくお腹のように夫妻の夢は膨らみ、「どんな子どもだろう?」と日々語り合った。二人の部屋には、やがて生まれてくる赤ちゃんのために、真新しいベッド、着替え、おもちゃが並べられた。
35週を迎えた朝、胎動を感じず不安になった洋子さんは、すぐに受診、医師は、胎児の心臓が止まっていることを確認—子宮内胎児死亡だった。
深い悲しみが襲い、胸が張り裂ける思いの夫婦に対して、病院内では、すぐにサポートチームが動き出した。
数日間、安静を確認した後、医療ソーシャルワーカーが、介入することになった。