相談援助 ~様々なニーズの解決のためのアプローチ~
第7巻 ナラティヴ・アプローチ

形式: DVD 時間:41分(ドラマ部分18分) 定価:33,000円(消費税込み) 2025年6月製作 |
【監修】 荒井 浩道 駒沢大学文学部社会学科教授 |
ナラティヴ・アプローチはクライエントの「語り」や「物語」に注目した支援方法です。支援者は、「無知の姿勢」即ち「私はあなたのことを十分に知りません、教えてくださいという姿勢」を取り、対話の中で、クライエントが「こだわっている物語 / ドミナント・ストーリー」を語ってもらいます。そして「ドミナント・ストーリー」の陰に隠れて気づきにくい「例外の物語」を発見し、その物語から「新たなもう一つの物語 / オルタナティヴ・ストーリー」を分厚く語ってもらいます。そして、支援者は、この2つのストーリーを整理し、その力関係・影響力の均衡を図ります。
【事例設定】
クライエントは74歳の一人住まいの女性(小川さん)。夫は80歳。認知症を患い、現在は施設に入所している。数か月前まで、小川さんは自宅で一人で介護していた。本人にも軽い認知症状が見られるが、介護サービスは拒否しており、先日ボヤ騒ぎを起こした。近隣住民とは良好な関係ではない。この日、今後のことを相談するため地域包括支援センターのソーシャルワーカーが訪問した。